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理事長挨拶「平成28年を思う」

平成28年を思う  

 

 新年開けから、テロ、原油安から株価の下落など、国内外が落ち着かない出足となりました。  

 福祉政策について顧みますと、国は、在宅介護を進めているようですが、実際には核家族化が進み、家庭での介護者がいないのが現状です。そのため、介護疲れから最悪の事態になった事例も報告されています。  

 核家族化、少子高齢化、働き手不足の深刻化など、在宅介護を実現するにはほど遠い、むしろより困難となっていると思われます。  

 その解決には、どうしても福祉関係者或いは施設の利用を考えざる得ないと思われますが、施設側も、人材不足で家族の要望に応えられない所が全国に多数見られます。  国には本当の、血の流れた福祉政策を考えてもらいたいと思っています。 高齢者が安心・安寧に暮らせる老後と、若者が安心して働ける社会にしなければ、日本の未来はないものと思います。    

 当会としては、少しでもお役に立てるよう職員一同最善を尽くすよう心がけて行きたいと念願しています。  

 今後ともご指導、ご協力のほど宜しくお願いいたします。

 

                             平成28年         

                             社会福祉法人 明智福祉会          

                             理事長  原  孝